自由ケ丘美容師の井上です!!
今回は自転車のヘルメットについて!
これから口調が変わります!
自転車のヘルメットの重要性
ロードバイクに乗る時にヘルメットは頭部を保護するためにとても大切だ。
自転車に乗っていると事故や転倒のリスクが常に付きまとっている。ヘルメットをしていると、いざ事故を起こしてしまった時の体の損傷がまるで違う。
実際に井上も去年はロードバイクに乗っていて、坂道でガードレールに衝突そのまま頭から地面にダイブしてしまったがヘルメットのおかげで軽い首のムチ打ちと肋骨1本のヒビだけで済んだ。
ヘルメットをしていなかったら頭がかち割れていたであろう…
その怪我で身をもってヘルメットの重要性を理解した。
今回こんな記事をなぜ書こうと思ったかというと、昨日 井上が仲間とロングライドをしている途中で仲間が転倒してしまいそのまま入院したからだ。
ヘルメットの重要性を再認識した出来事だった。
ヘルメットは大切だと再認識した話
怪我してしまったというのは共に三浦半島を一周したチーロさんだ。
そもそもこの話をブログに書くつもりはなかった。他人の不幸をネタにするのは不謹慎だと思うからだ。
しかし、ヘルメットの重要性を再認識したのと、チーロさん本人たっての希望なのでブログを書くことにした。
その日は2月の中旬でまだまだ真冬の寒い日だった。(昨日)
彼とは「1泊2日で伊豆半島を一周しよう!」と計画していてお互いに、この日のためにいろいろ準備して楽しみにしていた。
当日、集合は二子玉川に5時

他愛のない会話をして、伊豆を一周するということでまずは箱根まで向かう。


箱根までは排気ガスを吸いながら246を通って小田原で1号線に乗り換えれば割とすぐについた。
箱根の温かみのある街並みは好きだ。


(チーロさんはスケジュールをつくるほどマメな男なのだ)
スケジュールよりも早くなっていたので、ゆっくりと進んでいた。

箱根峠を登り、熱海までは下りが続く。
勾配が急で「急勾配!エンジンブレーキ使え!」という標識が定期的に置いてあった。ここでは事故が多いのだろうか。スピードは出し過ぎないようにした。
自分もチーロさんも下り坂で、大けがをした経験があるのでブレーキを握りながらゆっくりと下って進んでいった。(ゆっくりとはいっても直線では30キロ以上はでていた場面もあった)

前は自分が走っていて、後ろはチーロさんが走っていた。下りでは前の人が急ブレーキしても後ろの人が反応できるように車間距離は10mくらい空けていた。
下り続け、熱海まで残り2kmくらいのところだろうか。交通量はそこそこの道幅の広い山道を下っていて、ゆるい右カーブを曲がっているときだった。
後ろから叫び声が聞こえた。
とっさに振り返るとチーロさんが自転車から吹き飛ばされようとしている瞬間だった。
「えっ!?!?」と思ったが、ずっと後ろを向いていては自分が危ないので、すぐに前を向き近くのガードレールに自転車を停めて、すぐにチーロさんの元に向かおうとした。
チーロさんは仰向けで半分車道に身体を出している状態(ほぼ白線の上)彼のロードバイクは5mほど先で倒れていた。
(幸い車線が広かったので車が避けやすかった)
彼の元まで30mほどあって走って向かった。向かっている最中も全く動かない。嫌な汗をかいた。
話しかけてみると意識はあるようだ。少し安心した。
「死ぬかも…頸椎やった…救急車…」彼は口から血を流しながらそう言った。
すぐに焦りながらも生まれて初めて救急車に電話した。
どんな事故か?場所はどのへんか?容体はどんな感じか?などなど話し。救急車を要請
救急車を待っている間、彼を道路の端まで引きずった。
「なぜ転んだのか?」チーロさんと話してみると、段差で転んだ感覚だったそうだ。(しかしその周辺には段差はなく。障害物もない。現場検証をしても謎のままで本人もわからないそう)
彼のヘルメットをみてみると登頂部の部分が結構深く凹んでいた。
どうやら自転車に乗ったまま前転して、地面に頭をぶつけたらしい。ヘルメットが凹むのはかなりの衝撃だ。
自分が肋骨を折ったときは、ちょっと傷ついた程度だった。それでも首はムチ打ちになったくらいだ。
我々をみて車に乗ってた人が駆けつけて「寒いだろう」ということで、ひざ掛けのようなものをくれた。感謝
寒さと怪我でチーロさんの身体は震えていて、痙攣しているようだった。
しばらくすると救急車が到着した。
救急隊はチーロさんに身体の調子について問診していて、酸素マスクみたいなのをつけたり、服を破ったりしていた。
自分は救急隊と警察から重要参考人?的な感じで事故時の状況や個人情報をいろいろ聞かれた。
そして自転車はガードレールにロックしたまま救急車で共に病院へ。
チーロさんの家族に連絡し、病院の待合で2時間ほど待った。その間に救急隊の人たちと話したりしていた。
しばらくすると車いすに乗ったチーロさんが登場。首のサポーターのようなものを巻いていた。
聞いてみると、どうやら首が2か所骨折。右の眼窩の骨折で入院をすることになった。
神経系には影響がなく、骨折も自然治癒でなんとかなるそうだ。安心した。
しかしもう少し首への影響が大きければ半身不随になっていたかもしれないそうだ。
大事に至らずに済んだ…これはヘルメットのおかげだろう。
仮にヘルメットをせずに転倒していたのなら命はなかったと思う。

実際に彼が着用していたヘルメット
ここまで凹んでいるのは初めて見た。
着用していなかったことを想像するだけで鳥肌ものだ。
その後は病院をでて事故現場までいき、警察と現場検証。
しかしチーロさんの転んだ場所には段差や障害物のようなものはなく、本人に聞いても何故転んだかはわからないようで「なにか段差につまずいた感覚だった」そうだ。
その後は頑張って2人のロードバイクを運び、輪行袋に詰めて病室まで届けた。
自分は輪行で帰ろうということで、熱海駅から東京まで帰った。
おわりに
今回の伊豆一周計画は中止となってしまいチーロさんは責任を感じているようだが、決して責めた気持ちはない。複数人で走っているときの事故は連帯責任。
残念な気持ちはもちろんあるが、事故は仕方がないものだ。
ちょっとした段差でも自転車にとっては脅威となる。そして道路の端には段差や障害物が多く、避けては通れない。
なので自転車で道路を走っている以上いくら安全運転を心がけていても事故になってしまうことはあるのだ。運のようなものなのだ。
いつ事故になるかわからない。だからこそヘルメットは大事だ。そう再認識できた日だった。
伊豆半島一周。そんなものはいつでもチャレンジできる。
ひとまずチーロさんの身体が早く良くなることを祈っている。